前ペ−ジより続き お客様を乗せて


 夢破れる
観光旅行は何もなく楽しく帰られるのが普通ですが!ハプニングもある。
 昭和五十五年頃の話。駅前ホテル九時二名予約迎えに行く。フロントにお迎え名詞を出しロビーで待つが九時十分過ぎても下りて来ない。用事が出き遅れているのだろうと車で待つ。九時二十分花柄の帽子、ドレスにフラワーリボン若い女性こちらにくる。
「Aさんですか」「はいそうです」荷物を積みもう一人を待つ「彼、具合悪いの!もう、来ると思います」九時三十分、疲れ切って顔色悪い人が車に来る、旦那様だ挨拶し名詞を渡し乗車する。その間一言もない、この様なお客さん時々ある気にしない。
 市内観光、走って十分もしないうちだんな様寝てしまう。(私のゲスの考え新婚さん仕方がないさ)思いながら奥様だけ案内する「結婚式やら何やらで疲れているようです」奥様は、初めての北海道札幌市内を楽しんでいる。旦那様、横になったまま、私「おこしたら」「昨夜一睡もしていない見たい」(やっぱり又ゲスの考え)時々目を覚まし外を見ているがすぐ目を閉じる。
 目が虚ろだ、少し変だ、奥様感じ取って「昨夜うわ言で、私の親戚付き合いで気が滅入ったのでしょう」だんな様昼食とトイレ二回降りただけ。層雲峡に着く「明日八時三十分出発です」三十分早く設定する。

 二日目・やはり三十分遅れ九時出発。
旦那様具合悪そう顔がやつれている。「途中病院によりますか」「何でもない心配するな」怒った口調、奥さんに聞いて見る「やはりうわ言で一睡もしてないようです」直感欝の初期、私も若い時経験している、明日は弟子屈町大きな病院がある、見てもらうことに奥様に言って川湯温泉に着く、ここは良い温泉効くと思う。

 三日目・今日は阿寒泊り十時出発にした。
旦那様フラフラと乗車、奥様「昨夜も同じでした私も寝れませんでした、温泉も入りませんでした」「これからのコースは北海道で
一番最高な観光地ですが旦那様具合が悪い、先に病院に行きましょ」「そうして下さい」弟子屈総合病院に入って三十分たった頃、靴も履かないで車に走ってくる。私の顔を見るなり「俺をこんな頃に連れてどうするつもりだ」怒っている、この様なときは何も言っても駄目「すみません」謝るだけ奥様は若いウロウロ何をしてよいのか戸惑っている。
 奥様に「真っ直ぐ観光しないで阿寒湖で休んでください」休むしかない「そうして下さい」今日は天気良い摩周湖は良く見えるだろう。奥様に「阿寒湖のホテルに事情をいって入れてもらいます」「宜しくお願いします」旦那様は完全に目が虚ろ又横になる。
 旦那様寝ているから摩周湖だけでも見て行きましょう」こんな事なかったかのように、紺碧の湖に中島がくっきり「うぁきれい」
 旦那様を忘れている(よって良かった)車を見ると寝たっきり起き様ともしない。
「阿寒湖にも診療所があるから心配なら行って下さい」ホテルに事情を話し早く入れて貰った。

 四日目・釧路空港送りでこのコース終了。
旦那様、昨日とは違う正気になっている「ここどこですか」「阿寒湖です」「もう阿寒湖に来たのですか知らなかった」「釧路空港に向かっています」奥様「昨日診療所に行きましたが先生いなくて阿寒町まで行って来ました薬を飲んだから昨夜グッスリ眠ったようです」旦那様外を気にしている霧だ十一時の便、決行かな?釧路空港に着くがやはり霧で欠航、千歳空港十九時頃の大阪便がある今から行けば間に合う。
 奥様に「千歳発大阪行き空席あるか聞いて下さい」あるとの事予約する。「キャンセル料は欠航だから全額戻ります」と教え車に戻る。食堂に寄っている暇はない、ぱん・牛乳を買って車の中で食べてもらう、奥様に助手席に乗ってもらい、旦那様はまだ疲れているようなので、クスリを飲ませ後部座席に休んでもらう、そのうち旦那様は寝てしまう、飛ばすから旦那様、転がらない様にカバンや荷物を置き固定する、旦那様をゆっくり休んでもらうため必要以外話はしない、もくもくと走る、千歳空港六時半、間に合う。
 旦那様トイレも行かず六時間半クスリが効いたかぐっすり寝ていた
「Aさん千歳空港に着きました」「早いなぁお世話になりました」頭を下げ降りる。奥様に「帰ったら病院で検査受けて下さいね」と念を押す。奥様「分かりました本当にありがとうございました」走りながら何度も頭を下げ手を合わせている、飛行機
 飛ぶのかと心配になり出発カウンターに行ってみると二人チエックイン消えていく、二人に幸あれと祈る。
 半年過ぎた頃、Aさんの奥さんからの便り、病気はやっぱり軽い欝病通院で治るの事、奥様に欝の事言っていない、私を感じ取ったのだと思う、感の良い奥様だ。
 今は幸せに暮らしていますご安心ください。云々と書いてあった。帰ったら離婚かなと思っていたが上手くいって良かった。この新婚さんもう老夫婦になっているだろう。幸せに暮らしているかな?又心配になる。

 無口なお客さん
帯広空港迎え十二時・定時に着く新婚さんの様だ。お客様に今日のコースの予定を説明するが頭を下げるだけ聾唖の人かと思ったが聞こえるのだから一歩的に説明。
 昼食は空港レストランでとお願いする。「十三時出発の予定です、車の方で待っています」と待つ、十三時三十分遅いので迎えに行く喫茶店で楽しそうに話している(何だしゃべれるのか)楽しそうなだから又車に戻る。
 これから池田ワイン城・オンネトウ、と観光しなければならない、遅くなると思いながら待つ、十四時ヤット車に来る「今日は少し遅くなります」というが返事がない気にしないで走る、ワイン城を案内売店の所で「十六時出発です」と時間を伝えてきたが。
 又、二十分遅れて出発オンネトウに着いた時は夕日があたって、その反射がオンネトウに映り何ともいえない美しさ、二人ははじめて口を聞いた「綺麗」一言!(口が聞ける)
 オンネトウ出る時は暗くなっていた、阿寒湖に着く十九時を過ぎている。「明日は長距離です八時出発です」と伝え一日目終わり。

 二日目・当てにしないで、八時に迎えに行く。五十分遅れて出発!摩周湖・硫黄山・斜里・知床に入る、行程通りに知床五湖を廻り、小清水原生花園に来ると夕日が落ちる太陽が大きい、見る見る海に沈む。
 あたりが真っ赤に染まる、原生花園に誰もいない、二人の影が夕陽に浮く。これで良い、今日も十九時過ぎた。
 二人が良いならこれで良しと、割り切る。

 三日目・今日も長距離、八時に出発にしてある。五分前に迎えに行く、ロビー椅子の前に荷物を置き旦那様が立っている。今日は早いと急いで迎えに行くが荷物から離れトイレの方に行く、トイレかと思いカバンを車に積みロビーに行く、十分待つが来ない二十分と経って行く、そのうちロビー周りが騒がしくなる、ホテルマン何か探している、?「何探しているのですか」聞く「ここに置いたカバンがないのです」?アレ!カバンの主に
「このカバンですか!」「これです」平身低頭に謝る、ホテルマンに怒られるやら大変、だいの男若いホテルマンにペコペコ頭を下げる姿、格好の良いものではない!
九時近く間違えた同じカバン、バンド、色まで同じ転がして降りてくる。カバンを受けとり「八時ロビーに居ませんでした」と聞く
「新聞買いに下りました」と一言、カバンを
積むが本当に似ている間違うわけだ
(これから気をつけよっと)反省。
 層雲峡で時間オーバー・旭川ユーカラ織の所もオーバー。当時高速道路は美唄が終点の時、札幌に着いたのは十九時過ぎる。
「運転手さんどこか美味しい店教えて
下さい」奥様はじめて口を効いた、
 カバンを睨みながら降ろし、かにの店まで
 案内する。奥様「この度は本当にありがとうございました、楽しい旅行が出来ました」恥ずかしそうにチリカミに包んだ心付け戴く、帰る途中開いてビックリ!雉一羽戴く。
 一方通行の説明、説明気に食わないと思っていたが、人の受取りがたは違うとしみじみ感じとる。カバンの事は一生の不覚!時々色々あるかぁ・・・

 朝逃げ
朝四時電話がなる妻が取る。妻「ママさんから」十年以来かよっているスナックのママさん電話替る。ママさん「手伝って」「何を」「お願い、店に速く来て」
妻「いってあげな」このママさんは妻も知っている、仕度をし薄野に向かう。ママさん十年前(その時はホステスになったばかり)私の車に乗車薄野まで行く。
 お客さんの身の上話をする、離婚して子供を引き取り生活に大変ススキノで働く、子供は中学一年生。聞いているうち例の手だなと思い)上の空で聞く。会合の帰りまだ九時だ、どこか一軒よって行くかと思い、この女性思い出し、働いている店に行く、良い店だミニクラブ最低一万円と見る。
 店の女主人「由美ちゃんのお知り合い」「ええ」答えてしまった、ここのママさんこのみちベテラン!私を歓待、お客さん扱い本当に上手いが、案の定ボトル取らされ一万五千円、由美ちゃん「今度来る時安くするから又来てね」済まなそう。一年四〜五回通った。夫婦同伴の宴会の時もここによる。それ以来の付き合い由美ちゃんの気心知っているから私が寄っても妻何も言はない(カアチャン公認の店)
 由美ちゃん店変わる、今度は安い店だ、マスターもいる。ママさんも明るいご主人も居る安心な店?この店で私の人生が変わる、歌えない歌がカラオケで歌えるようになる。ススキノに通うようになってから私の観光も変わる。
 私のお客さんに安心して店の紹介出来る。
由美ちゃんこの店に三年、娘も高校生になり来年卒業。由美ちゃんもベテランのホステスになった。

 翌年九月由美ちゃんスナック開店の
はがき。お祝いにお花を妻と持っていく、ヤット店を持てるようになった。
「頑張ったね」「娘が働くようになったので楽になりました」
 一年二年と過ぎる、由美ちゃんに好きな人が出来る、由美ちゃんに「ママ男が出来るとお客さん来なくなるよ」と注意する「わかっている」さびそうな顔、男は製薬会社のセールスマン、キップがよく、お客さんを連れてくるが、店で大っきな顔をする。ママさん好きで通っている男性はそんなの見ると来なくなる。
 
 四時四十分頃、店に着く、カウンターにしょんぼり座っている「店閉めるボトルを運んで」朝だから近所の店は閉まっている、ボトル・グラスを車に積む「あとは」「換気扇はずして」めぼしいものは皆積む、積む間、誰か来ないか気が気ではなかった。
 「早く行こう」とアパートに着く、六時半過ぎている近所の人方、変に思いこちらを見ている、急いで部屋に運び終わって、由美ちゃん車の所にくる、「私東京に行く」「あの人の所に?」「うん!奥様に宜しくね」涙ぐむ「元気だでなー」ドアーを閉める由美ちゃん「元気でない」が心に残る。(何!タクシー代!もらえるわけないしょ・・・

 ススキノの歌姫
年末個人タクシーも深夜、稼動するように運輸局から通達が来る。私も年末、夜稼ぎに出るススキノを流す!十一時四十分頃、もう一本で上がろうと、キャバレーの前に付ける、運転手の顔見ながらホステスらしい人が乗ってくる。「運転手さん遠いけどいい!」「ハイ!よろしいですどうぞ・・」「どちらまで」「茨戸」家に帰るのは一時過ぎだなと思いながら走る。
 変なこと聞けないから、あたり触らず「すすきのは年末だから人一杯ですね」「わたしキャバレイで働いているの今稼ぎ時よ、でもキャバレは十一時過ぎたら店が終わるから帰れる体は楽よ」話しながら石狩陸橋を渡る。右側に深夜レストランが並んでいる。
「運転手さんおなか減らない!」減っているが「減っていません」「わたし昼から何も食べていないの・・時間かからないから次のレストランに寄って・・待ち時間払うから・・」お客様だ仕方がない「駐車場で待ってます」「運転手さんも一緒に食べませんか」そのてにのるか!「私はよろしいです」と断る、一時近くになる乗り逃げされたと思い店に入る、店の奥でビールを飲んでいる。
「もう一時です行きませんか」かなり酔っている「運転手さん聞いて聞いて・・わたしね・キャバレーの専属歌手なの店の内容が変わって歌手辞めさせられ、ホステスと同じ仕事させられるの・・」帰ろうとしない。
「今日は帰って寝なさい」「お父さん見たいの言い方・・」しぶしぶ車に乗るレストランの人も困惑している「どうもすいません酔っているものですから」なんで俺が謝らなければならない五〜六分で家に着く「明日又乗るからあそこにいてね」「居ない時は外の車に乗って下さい」売り上げになる良いお客さんだ家に帰ったのは二時過ぎていた。

 今日は土曜日少し遅くまで働く気になる、三日前のお客さん乗ってくれるかな!例の場所に停まる。十一時四十分頃、歌姫が走ってくる「今日は居た良かった!外の運転手さんは待つのが嫌がってねね・・」私黙る「運転手さんも待つのはいや・・」泡を食って「そんな事ありません」本当は早く帰りたい、又レストランに寄るのかな・・深夜レストランの所にくる「運転手さんお腹すかない」ほら来た!明日からあそこに停まらない、考えながらレストランの駐車場に停まる「ここで待っています」歳は三十二才私と二十二才違う親子の差だ。
 この歌姫これから十年以来の付き合いになるなんてこの時は知る良しもない。
 五分位して歌姫が車に戻ってくる「帰るのですか」「わたしおごるから何か食べない」「待っています、気にしないで」「気になるから取って食わないから」しゃにむにドアー開ける「私の分払います気を使わないで下さい」歌姫ビールグイーと旨そうに飲み干す
「ビール旨そうに飲みますね」「運転手さんも飲みますか?仕事中駄目ね」歌姫、一本空けてニ本目「これで帰るから・・」
 酔って来たらしく家族の事しゃべるだす
「わたしの父はリストラにあい早期退職、運転手さんより二個上、体が弱いので家でぶらぶらしている、娘は中一三人暮らし、わたしが働けなきゃならない大きなお金はすすきので働かなければ・・」よせばよいのに「旦那さんは」と聞く「いたら早く帰るよ!父の事あって離婚した」窓を見る「もう一時過ぎましたお父さん心配しているよ、遅くなると娘さんの朝ごはん大変だよ」「明日は日曜日、父がご飯支度するから大丈夫・・」席を立つ、家に着く「店ノルマかかている一度飲みに来て・・」「そのうち行くよ」から返事、この様なすすきのの女性一杯居る、歌姫気にかかるけど、此れっきりで忘れる。
 
 年末年始忙しかった、四月雪解けの季節、朝七時半出庫、十二時頃昼食家に帰り約二時間休む、夜二十時〜二十一時までに入庫、私の稼動時間だ。
 十九時頃、ロビンソンデパートに並ぶ。地下鉄から上がってくる女性『歌姫だ』私を見るなり助手席に乗り込んでくる
「nagaiさんお願い助けて!」「どうしたの!」「同伴のお客さんにふられたの一時間でいい店に来て」(同伴とは、ホステスの出勤時間は平均十八時、お客さんと同伴すると二十時までに店に入ればよい)「今仕事中駄目だよ」「飲まなくてもよいから飲み代わたしが払うからお願い!」手を合わす。
 近くの駐車場に入れキャバレーに入り席に着く。ボトルを取っていないのにボトルが来る名前が書いてある知らない人だ俺は代わりに来ているのだ!歌姫は透けたロングドレス横に座る普段着と違って綺麗だ「衣装が違うと人も変わるね」歌姫水割り作り出す「仕事中だよ、このボトルお客さんのだろう、こんな事していいの」「いいんだ!すっぽかしたのだから、水を飲んでてえ・ウーロン茶持ってくる」席を立つ、後姿寂しいそう一時間過ぎてから五千円置いて「もうこんな事、駄目だよ」と帰る。
 歌姫手を合わせている「おきゃくさんに迷惑かけない様にね」「お父さん分かった」このやろ!お父さんと間違えている、まあいいか親子ほどの歳が違う・・・
 六月、日が永くなってきた会合の帰り地下鉄のあるうち帰ろうと地下鉄に向かう、後ろから「お父さん」呼ぶ女性歌姫だ「文ちゃん地下鉄に乗るの?」「お父さんお腹すいた、そこの居酒屋、おいしいの食べていかない」居酒屋に入る。
 すすきので働く女性が食事する居酒屋、ホステスらしい人がカウンターで飲み食事している、安い穴場だ。
 歌姫はビールを飲みだす本当にビールが好きな様だ「刺身取るかい」「ウン刺身大好き」たいした話しもしないのに時間が過ぎる。
「お父さんわたしの歌、聞かせるかい」歌姫キャバレー専属の歌手だった一度聞きたいと思っていた。歌姫の友達のスナックに行く
「安いから心配ない、お父さんに変なとこ連れて行かないから心配しないで・・」ママさん「お父さんってこの人?」私の事知っている様だ、気を許してカラオケが始まる。
 キャバレーの専属歌手だった、声はいいビール四〜五本飲んでいるのに歌いだす、何かを訴えるように歌い上げる。高橋真理子の歌三曲歌う、ママさん「今日はフミちゃん何時もと違う」店に来て二時間たつ、帰るのを忘れて飲むのは初めてだ明日は休みだが、かあさん心配しているだろうと里心「もう二時になった遅くなった帰ろう二人分いくら」ママさん「五千円」「一人分?」「それでいいの」歌姫「いいんだてばー」歌姫ママさんの所に泊まるらしい、家に着いたら夜が明けた、この夜の事は私の生涯の思い出になる。
 此れを切っ掛けに六十四才まで、何か行事のあるとき、年に五〜六回私のお得意様。歌姫の所に飲みに行くので差し引き、私の方が大マイナスだ。このときはバブル景気チップ・心付け・余分な収入が入った、母は花柳界の娘、あぶく銭・宵越しのお金は残すなと良くいっていた。母はこの様なお金が動くと景気がよくなるとよく言っていた。
 私は子供の頃おとなしい、ねくら、母は私の性格心配して中学を卒業してから口癖のように言っていた。
 
 私は体が弱り肝臓を悪くする、夜遅くまで働けなくなる、それとなく飲む回数も少なくなる(妻は喜んでいるだろう!)六十四才、二十年やってた観光案内の仕事辞めた余分な収入が入らなくなった。年末土曜日暇になって乗るお客さん少なくなった、明日は休みだ少し頑張るか、歌姫も暇になって収入が少ないと見えてタクシー乗らなくなった。地下鉄の入り口で客待ち、二十二時ごろ窓ガラス、トントン歌姫だ「もう帰るのタクシー乗る!」「いや早い地下鉄で帰る、月曜日十七時、家に迎えに来てくれない」十年間お迎えは一度もない、何かあるなと勘ぐる。
 月曜日、回送をかけて歌姫の家に行く「薄野のまで行くの」「店首になった今日はお父さんと話したいのどこか連れてって」「何処へ」「何処でもいい、お父さんの好きなところ!」「近くにテルメがあるそこに行こう」歌姫黙っている「!!!」歌姫四十二才娘も社会人、働いている。お父さんと三人暮らしお父さんの年金で少し楽になったろう。
 テルメに着く「ビール飲んでいい、今日は仕事やめてわたしと付き合って」「いいけど車で来ている酒は飲まないよ」「分かっている」「本当に店辞めたの!」「店は若い子に切り替えるの」「もうススキノで働かないの?」「先の事分からない何とかんるさ!お父さんと十年にになるね!早いものね」「何故結婚しないの」「店に来るのは、良い人は結婚している、若い人は体目当て、この歳して結婚してくれる人はいないさあ・・」私は黙ってしまう。
 ビール三本目何時も五六本飲む、話もあまりなく、顔を見ているだけ、「何時も安く飲ませてもらってありがとう」(店ではボトル取った事はない歌姫のボトルを飲ませてくれたその代わり歌姫はビールを飲む)「お父さんに無理を言って困らしたね!お父さんに何をお礼してよいのか・・」黙って真っ暗な外を見る、歌姫の横顔を見ていると気持ちよく分かる。気まずくなって
「風呂に入ってくる」テルメもバブル景気が終わりお客さん少ない、風呂上がって席に戻るが歌姫が居ない帰ったのかな!とバックがあるしばらくすると髪を洗ったスッピンの歌姫、普通のおばさんだ。
 私は、娘、娘と思って付き合ってきた、スッピン顔見せられても娘、妹だ「あと一本飲んで帰ろう」六本目だ歌姫の限界だ。
 もう酔っている車に乗せる「帰りたくないどこか連れてって」酔いつぶれる家まで送る。私「店変わったら教えて」玄関入るのを見届け、私は此れでよい!俺は個人タクシーだ!自分に言い聞かせ、家路につく。それ以来歌姫とあった事はない、人伝えにバンケッタで働いているとか元気で居るのが一番いい。
 
 歌姫は誘惑に負けず娘のために身持ちは固く働く、そがゆえにお客様とのトラブルなどがあった、そのつどお客さんを無くし二十年近くススキノで働いた、お客さんのトラブル聞かされた、薄幸な女性に惹かれて通った。私の生涯の思い出の人です。

 
 

 お釣りの間違い
お釣りの間違いは、お客様、私の勘違いでよくある事です。
A・三十才位の女性、お客さまの家まで行く途中「運転手さん一万円札お釣りある」「あります」すぐお釣りが出るように五千円千円札を用意する。アパートに着く「2.550円です」四角に折りたたんだ札、料金台に置くチラっとみて確かめない(お客様を信用)すばやく7.450円渡す後ろから車、お客さん急いで降りる、本通に出てすぐ信号赤、料金台から一万円広げる?やれれた。
 五千円札、すぐアパートに戻る十二軒二階建てアパート、一軒事回る返事してくれたのは五軒後の七軒反応なし、確かにこのアパートに入ったのだが、交番に届けようと思ったが確認しないのはこちらの不手際。
 近くに三軒同じアパートがある、大変だ大事になる五千円損をした。お客様お釣りもらう事もある+-0だと割り切る。
 これから確かめよっと反省(**円札戴きました**円おつりです)商売の基本だ。

B・二千円札使い慣れていないよく間違う。頭の中で二千円札と思っているのにお釣りは五千円の感覚、アっ二千円札!泡を食う事が事何度もある。
 お客様から二千円札出されてお釣り上げると「今、五千円札上げたたでしょ」と言われる二千円札見せて「二千円札ですよ」確認、お客様は疑わしく私を見る。
 二千円札は流通が悪い使いにくい。亡くなった総理大臣の声がかりだったが、あの時は景気が良かった・・・

C・料金九百十円「お釣りいいよ」一万円札、景気の良いお客さんだ?間違いと思い「一万円札ですよ」というと「すまない」千円札をくれて頭掻きながら降りる。この様なお客さんは多い。

D・こんな人もいる料金4.600円、五千円札だと思い一万円くれる「おつりは要らない」「こんなにたくさん戴いて悪いです」というと怒って「少ないからいやみか」不機嫌「いえいえ五千円も戴いて」私が一万円札を持っているヤット気がついたのか優しくなり「男がやると言ったらやるんだ」胸を張り降りる私は大声で「ありがとうございました」手をふり颯爽と行く(格好の良い日本男児)

 この様なお客様は景気の良い時には年に三〜四人いたが景気が悪くなってから居なくなった。景気の良い時はススキノの夜十二月末は不夜城だった。人であふれタクシーはピストン輸送、忙しかった。戴いたチップ、心付け、全部すすきのに奉仕した。税金も払った、健康保険料は最高額だった。
 やはり景気は日本の国を潤す。

 乗り逃げ
A・乗り逃げはタクシー運転手は誰でも経験する出来事です。十六時頃すすきのまでのお客さん、飲食街のビル前に停まる「ちょっと用事思い出したここで待ってください」風采はいい真面目そうな男信用する。五分待つ十分?と思ったが中で手間取っているのだろうとビルの中を覗く、飲食ビル下ごしらえで忙しそう。開いている店捜しながら二階に行く三軒開いている一軒二軒乗り逃げ?三軒目居ない階段駆け下りる、出口の店に「裏口ありますか」「トイレの横」乗り逃げやられた、メーター二千円越えている、警察に届けると時間がかかる(運悪かった)と諦める。
 警察に届ける時間より稼いだ方が得、小額の時はタクシー運転手は諦める。

B・地下鉄駅から乗車、真面目そうな若い男性「着払いで良いですか」「ハイいいですよ」マンションの前に着く「すぐお金持ってくるから」と走って行く、五分待つが降りてこない、大きなマンション(やられたかな?)降りて捜すのが大変、諦めかけると右に新聞店がある、そこの人が「若い人が乗ってきたでしょ」「そうですが」「あの若い奴、常習犯だ、三階の電気点いている家がそうです」と教えてくれる、駆け上がりドアートントン「タクシー料金戴きに来ました」「ハイー済みません」母親らしい人がポケットからすぐそれも料金ちょっきり、腹が立って「下で待っていたんですよ」「忘れていました」シャシャしている(おたくの息子さん乗り逃げ常習犯でしょう)と言ってやりたいがお金貰っている言えず帰る。新聞店の人「貰いましたか「ありがとうございました、お陰様で」お礼を言う「私が居ないとパトカーが来て大騒動なので、困った親子だ」怒っている、親子グルかあ・・・

C・すすきのから乗車、ホステス「チョット友達の家に用事あるから待ってて」降りる(これはあやしい)と部屋を確認、五分過ぎて行くと電気が消えている(この馬鹿たれ寝たふりか)近所に聞こえる様にドンドンとドアーを叩き「タクシー代戴きに来ました」大声で電気がつきドアーを開け「そんな大声出さなくても分かります」しぶしぶお金をくれる。(こうやって乗り逃げの味をしめている)此れは何回も乗り逃げされているから出来る事であって、タクシー商売は、人を信用するのも良し悪しだ。一年に一〜二度だがよくある出来事です。

D・若い男性「お金持ってくるから」と降りる私は後を点いていく「持ってきます」いうがついて行く「お金ないです」「お金なくてタクシー乗ったのー困ったね」「明日届けます名詞下さい」「名詞上げるけど何か担保になるものないですか」というと大型のドライヤーを持ってきた「お金の都合できたら電話下さい!取りに来ます」と帰るがもう二十年経つのに電話来ない、そのドライヤー今でも使っている。この様なお客さんはお金を貰った事がない。寒空に若者ふるっている、ただで乗せる事何回もある「お金ないのに乗ったら駄目だよ」というが癖になるかな!息子がいるつい親馬鹿だ。

 
 家を捜す
A・家が分からなくて住宅をぐるぐる廻り苦労する、誰でも経験するタクシードライバーの宿命です。
 札幌駅から八十才くらいのおばあちゃん乗車。乗ってすぐ「行き先紙なくした!手提から財布まで探したがない困った」「行き先の電話番号は」「紙に書いてあるから」「も一回探してみて」やはりない「困ったね、何か駅とか・学校・スパーとか分からない」「何時も新琴似の駅に降りるのだがね」「新琴似駅に行ったらわかる」「分かるかもしれない」「まづ新琴似駅まで行きますね」田舎から来るお年寄りは北海道弁でしゃべると親しみを持ってきます。
 新琴似駅に向かう、北大前を通る「この道だ、息子の車できた」「息子さんに迎えに来てもらえばよかたしょ」「息子は仕事忙しいんだー」「嫁さんは」黙ってしまった麻生の所に来ると「その銀行まっすぐ」道分かっている大丈夫だ駅に近づくと「そこ曲がって」ここまでは良かった「五番通り六番?」分からなくなる「近くにコンビニか学校なかった」「孫の運動会に来た」学校に近づく「この学校だそれを曲がる」「違うこの道違う」住宅街同じような家が並んでいるメーター上がるので「メーター止めるからね」というが意味が分からない歩いている人に聞く「この辺に**さんの家ありませんか」左曲がって中ほどです」「おばあちゃん着いたよ」
「この家でない」此れは困った!角に町内会の地図版があるあった、おばあちゃん「ここだここだ」やれやれ着いた嫁さん出てくると
「何で電話しないのー」怒っている、おばあちゃん黙っている私「住所の紙なくしたようです」「本当に困ったものだ」と憤慨している。
「おばあちゃんタクシー代2.720円です」「いつも3.000円越えてるよ」財布を探すモタモタしている嫁さん手提から財布を取り出し3.000円だしお釣り二百五十円受け取る。おばあちゃん何か言おうとしたが嫁さん「財布の中にあるしょ」住所の書いた紙取り出す「ぼけてるの」又怒る(なんだこの嫁人の前で、もう少し優しく出来ないのかと思ったが)おばあちゃんの顔を見ると何も言えなくなった。
 降りるとおばあちゃんの後姿小さく見えた。最近この様な嫁さん一部だが見かける。女は優しくないと醜い、美しくはない。

B・住所の間違いは時々ある、町名・地番・など良くある。札幌駅でドアーをあけて客待ち、五十才過ぎた男性、座席越しに私の顔を見る「どうぞ」乗車する。「はじめて行く所だがー平岡**条**丁目お願いします」
 しどろもどろにいう「住所書いたものありますか」手帳を見せてくれる清田区が書いていない「清田区ですか」「年賀状此れで届く」「そうですか」平岡に向かう浜弁丸出し、浜に人かなと思い「お客さん浜ですか」「道北の浜だあ・漁師やっている今日息子の孫見に来た」海の話しながら平岡に近づく「平岡は遠いんだなー」「札幌の郊外の住宅ですから」話しながら平岡の地番捜しながら辿っていく、地番の家に着くが家の名前違う。
「名前違いますよ」地番確かめるが間違いない「電話で確かめてください」「運転手さん西岡だぁーごめん」発音の違いで白石・平岸など間違いやすい今回は、書き移す時西を平と書いたようだ。西岡に着くが住宅街一軒一軒捜しやっとたどり着くメーター4.670円上がっている「ぐるぐる廻ったから4.000円でよろしいです」浜の人はキップがよい5.000円出し「い・い」お嫁さんが赤ちゃんを抱いて出てくる「お父さん久しぶりです、よくいらっしゃいました」にこにこ、おとうさんの顔くずれ赤ちゃんを抱いて家に入る。
 この様な間違いは良くある、若い人はとっさに対応するが、お年寄り女性は大変です「行けば分かる」とか「なんとかなる」メーターが上がるからトラブルの元になる。タクシードライバーは心して仕事をしなければならない。

 三十年のお得意様
私が個人タクシを始めた年です、五番館前で客待ち、小学校三〜四年生の男の子、にこにこしながら私の車に近づく「この車ギャランだね」一回り、ニコニコして私の窓の所にくる。
 タクシー車の名前をいい出だす「トヨタ・日産・マツダ・」この子チョット変だと思ったが「僕、車の事詳しいね」というと嬉しそうに「うん!おじさんタクシー乗ってもいい」しゃべり方がチョット変だ「お母さんは」「学校の帰り」と言いながら乗り込む、親が付いていない心配になって「お金持っているの」千円札を見せる「時々タクシーで帰るんだ」「何処の学校」黙り込む「住所は」住所はちゃんという(まあいいや)と走り出す。
「おじさんのタクシーの名前は」「nagaiタクシーだよ」覚えこんでいるのだろう、「nagaiタクシー!nagaiタクシー」何度も復唱している。この子病気で精神薄弱の子と気づく。
 何時もタクシー乗るのだろう。そこの橋曲がって、うけ応えする、この様な子、将来不安だと思いながら着く「1.150円です」1.200円くれるが1.100円にまけるお金の勘定もできる。nagaiタクシーと復唱しながら降りる。車が見えなくなるまで玄関に立っている。一ヶ月に一回〜二回、必ず車を一回りして乗る、同じ受け応え、私も幼稚だ、僕に合わせて話をする。野球の選手の名前、私の知らない選手の名前ポンポン出てくる。「お母さんは」黙る「お父さんは」「**会社」はっきりいう大きな会社だ、父子家庭かなと思う。
 
 三年くらいまったく姿見えない忘れかけた頃五番館前中学生くらいの男子、私の車をじーと見ている。私は四番目、先頭にくるまで他の車に乗らない。先頭になって乗ってくる、あの時と同じ受け応え、思い出した「お兄ちゃん何年前か私の車に乗らなかった」「うん」と嬉しそう「どうしたの病気でもしたの」黙り込む、話を変えてテレビの話をする、今度は大人になったせいか好きな女性の歌手の名前が出てくる。
 一番困った事は私が先頭に来るまで外の車に乗らない窓を開け「タクシー乗るの」というがよそ見て聞かないふり、先頭になると乗って来る。乗ってくれるのはありがたいが、冬はマイナス五度十度、十分二十分と待つ。乗ってから「お客さんに選ぶ権利があるから途中から乗ってもいいんだよ」というがだまったまま理解、意味が分からないのだろう。夏は汗流しながら待っている。

 五番館の乗り場の流れの悪い時は、ロビンソンに待つが五番館からロビンソンまで歩いてくる。途中歩いているのが分かるから徐行して「乗るの」といっても、そしらぬ顔、ロビンソンで客待ちするが、先頭に来るまで待っている、私の順番が近づくと先頭で待っている。乗って地下でケーキ買って来たと箱を見せる「ケーキ好きかい」「ケーキが一番好きだ」甲高い声で答える。
 二十才を過ぎる、十歳の頃とまったく同じ、知能は回復していない十歳のままだ、それでも「nagaiタクシー久ぶり、元気ですか、危ないから飛ばさないで」いいなれない事もいうようになった、着くまで昔と同じ。やはり二〜三年姿見えない時がある、ひどい時は施設に入っているのだろう。三十才過ぎてから小樽の運河を見てきた、岩見沢で観覧車乗ってきた、夕張の石炭村など見てきたと報告するのが楽しみの様だ。受け応えしない様にしているが「小樽の何を見てきたの」といってしまう。吹雪の中を私の車を求めてタクシー乗り場をさ迷う姿哀れに思う・・・
 
 歳を取ると、流しのタクシーはキツイ!中心街の乗り場に並ばないで、区役所に並ぶようになる、すると区役所に行く男性が居る、振り返るとお兄ちゃんだ「お兄ちゃん何処へ行くの」と聞くがやはりそ知らぬふりして歩く「乗りな」というが乗らない、区役所のタクシー乗り場にならぶ、私の番まで十分くらいで乗る「こんな所、何の用事」黙っている何か言いたいのだろう口ごもる「どうしたの」「お父さん定年退職」彼も35歳お父さんもその歳だ私「会社勤めも六十才になると定年退職なの」「定年退職ってなに」此れは理解出来ないと思い「お父さん会社で働けなくなるのそれで会社やめるの」まだ理解出来ない「お金もらえなくなるの」「貰えなくなるが大丈夫、お父さんからお金貰っているでしょ」「お父さんたくさんくれる、だからタクシー乗れる」「ケーキも買えるしょ」「うん」彼に説明しても無理「お父さん好きかい」黙る。それより此れを言うためにタクシー乗り場を捜す彼、涙が出てくる。彼のためロビンソンに並ぶ事にする、彼は札幌のタクシー乗り場を歩いて廻っている様だ、地下鉄の名前が出てくる。私の車を捜すためか?ただ放浪いているだけか?なら良いが!
 
 タクシー代も障害手帳見せなくとも一割引と半端引くそれが良いのか悪いのか悩む。何時だったか「nagaiタクシー何回乗った」三十八歳、いい大人だ十歳のまま知能が止まっている「200回かな、500回かもしれない」とぼけると「そんなに乗った」嬉しそう。
 この様な人は幸せだと思う、世間のどろどろした事何も知らず生きている、お金もお父さんが生きている限り貰える。親が亡くなっても施設に入るだろう、彼なら生きていけると思う。この二年姿見えない、もう四十才だろう。私が個人タクシー営業始めてからのお得意様です。
 十八年四月今月で廃業、ロビンソンデパートに並ぶ二番目になる彼れケーキを買って二年ぶり乗ってきた、小さな箱持って「しばらくだね」「ケーキ買ってきた」「お兄ちゃんケーキ好きだもね」「うん」来月廃業だその事を行っておかなければ「nagaiタクシー廃業するの」案の定「?」「おじさん仕事辞めるの」復唱して「おじさん仕事辞めるの」廃業の事理解出来ないのだ。彼の家に着く、親に挨拶して行こうと「お父さんか、お母さん居る」黙っている、一緒に玄関階段上がって呼び鈴押す、お母さんがでて来た。
(お母さんの事言わなかったお母さん居るんだ)お母さん怪訝そうに出てきた「私nagaiタクシーです、何時も私の車に乗って戴きました三十年間本当にありがとうございました」。
 来月廃業します息子さんは私の車に選んで乗って戴き、寒い時も私の番がくるまで待って乗ってくれます」「息子に何時も言うのですが途中からおじさんにいって乗せて貰いなさいと言っているのですがね」お母さん私の事知っている様だ
「息子さんに宜しくお伝え下さい」彼は黙って聞いていたが「nagaiタクシーさよなら」手をふる、お母さん何度も頭を下げている。彼、廃業わかってくれれば良いが。
 
 廃業して十八年十月中、十九時頃札幌市内に用事があってロビンソン前を通るタクシー乗り場を見る。彼が居る乗り場をウロウロしている私の車捜しているのかなと思いひとまわりして乗り場に行くが居ない『三越だ』駅前通り徐行パルコ前で信号待ち、名前を呼ぶが私の車自家用車こちらを見たが信号渡ってしまった。三越乗り場に行くが彼は居なかった、タクシーに乗って帰ってくれれば良いが!彼の事心が重い!テレビで
『僕の歩く道』のドラマ見て俳優 草g 剛さんと彼とダブル。

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