道東三泊四日の旅 

(層雲峡〜サロマ湖〜小清水原生花園〜知床〜野付半島〜釧路湿原)

富良野行く途中、三段の滝 今回は川の水が少ない迫力がない水量の多い時は
岩の上を流れる,飛沫は下へ三段。
富 良 野(フラヌイ)臭い火炎十勝岳の流れる川の水に、硫黄の臭気があるところから呼ばれるようになった。
北海道の中央に位置する富良野盆地、農産物、果樹園、園芸作物を生産し穀倉地帯として発展している。
ラベンダ畑まだ早い7月20日頃、日の出公園  スキー場斜面にラベンダが咲く。
上富良野日の出公園、下の街は上富良野町 美 瑛(ピイューペツ)
常に白く濁った川・又は(ピイエ)油の意味「油の流れる様な川」
上富良野 明治30年、田中常次郎を団長とする、
18戸の三重県団体が入植、開拓の始まり。

 旭 川(チュウ・ペツ)波立つ川  忠別川を指す。旭川の街を寄らないで郊外を抜ける。          
太陽が忠別川からあがる事から、旭川の名が付いたといわれている。 旭川は北海道の中央に  位置する、36万人の北海道 2番目の都市。 道北部の行政、経済、交通の中心地になって  いる。 旭川は山に囲まれた盆地で、夏は +30度C冬は-30度Cにもなる差が60度Cもあります。 明治35年1月25日、旭川でマイナス41度の記録がある。

  大雪国立公園は、昭和9年に指定され 23万ヘクタール神奈川県とほぼ同じ。
☆ 大雪山 大雪山は単独の山ではなく、山の集合体の名称です。表大雪・東大雪・北大雪、に三地域に分けられる。2千m級の山々が台地状に広がっています。

    層 雲 峡(ソウンペツ)滝のある川の意味 
狩川源流域に24kmに続く柱状節理の渓谷。 この絶壁は、大雪山の爆発で溶岩が流れ、冷えて割れた所が柱状 節理をつくりながら固まったもの、(凝結擬灰岩)マリア、観音像、色々な奇岩が、高さ130m、24kmにわたる絶壁。  大雪山・層雲峡の名付け親は、明治大正の文人 大町佳月。
 

深山峠から、パッチワ−クの畑広がる
晴れていると十勝連邦が聳える。
流星の滝、男滝ともいう、 74mの
高さから豪壮に流れ落ちる。
銀河の滝、女滝ともいう、118mの
高さからやわらかく優雅に落ちる。
流星の滝、銀河の滝,「日本の滝百選」に選らばられた2乗の名ばく
層雲峡の渓谷は、4角6角の柱状節理で、崩れやすく危険なため渓谷はトンネルになった。 
断崖絶壁、所々にあった滝が見られなくなった。 大函(ポロニセイ)大きい崖、川が堰止った所が箱の形をしているので大函。
層雲峡温泉
泉質、単純硫化水素泉・  神経痛、慢性関節、リユウマチに効く。
温根湯道の駅
山の水族館、キタキツネ牧場がある。
温根湯温泉 (オンネユ)古い温泉、温泉の多い所の意味。
  100年以上の歴史を持つ道内有数の温泉地。 昔は、ここは馬喰達の溜り場だったらしい。 開拓で疲れた馬をこの温泉に入れたそうです。 今は道東観光の中継の温泉場として盛えています。 5月にはエゾムラサキツツジが紅紫色にうずまる。《泉質は単純泉》 近くにポン湯がある。(ポンユ)は、小さい温泉、温泉が少ない、の意味。
富 武 士(トップウウシ)笹のある所 観光船に乗る、私は自然探求に行く!
富 武 士(トップウウシ)笹のある所 
佐呂間湖 周囲 92km 深さ 20m 水面標高 0m(海水湖)サロマ(サロオマベツ) 茅や葦の多いところの意味
北海道第1位、全国第3位の大きさを誇る海跡湖、砂丘ができ、夕日の美しさに定評がある。 オホツク海の荒波で海が湖になったものです。中央 500m切り開いて、外海とつながっている。サロマ湖は帆立貝、牡蛎貝の、養殖をしております。
観光船に乗る、私は自然探求に行く!
宇 登 呂(アイヌ語にちがいないが、はっきりしない)
わき腹、あばら又、岩と岩の間をたどって行く所という説もある。 オロンコ岩の駐車場は、昔 海がつながっていた。 オロンコ岩の上にはオロンコ族の砦があった、アイヌが舟でオロンコ岩の下を通るときオロンコ族は石を投 げ通さなかったという言い伝えがある。 ☆この港は、秋になると活きが良い、 鮭があがる。    

 オホーツク海は、北の宗谷岬から知床岬まで、370km弓なりにつながっている。  
1月流氷が沿岸に接岸、陸と海とが陸続きになり、騒然な風景になります。春風が吹く頃になると、流氷は陸から離れ 浮き沈みながら離れて行く。 北海道は、太平洋、日本海、オホーツク海と 3つの海にかこまれている。

知床国立公園
昭和39年に指定された公園 65kmオオツク海に突き出た細長い半島。各所に絶景、奇観奇岩群は、火山活動による隆起で半島全体が上昇した結果、知床連山から流れる水が岩を侵食し作った自然の彫刻。断崖絶壁は鳥たちのオアシスとなっている。

知床横断道路、知床は秘境と言はれる
けれど道路は整備され快適なドライブが出来ます。
でもこの様に熊もいます。エゾ鹿の写真を撮ろうとしていたら後ろから熊が飛び出し、目の前5〜6m私は目が点になり両手を挙げ大きく見せ熊が口をあけたらカメラを口の中に放り投げようと構えたら熊もビックリ方向を変え逃げ出した。熊との遭遇です、世界自然遺産推薦の値はある。
 
カムイワッカの滝 海はなぎ、曇っているが自然が・・・
施設も立派になりました。 知床展望台
知床5湖、知床連山の水が地下に 泥炭層を通って溜ったものが沼になった。
全コース五湖、1時間位、1・2湖 30分位、足元が悪い。 知床岳 1254m・ 硫黄岳 1560m・ 羅臼岳 1660m・ 遠音別岳 1330m・  この山の山麓は、野性動物の棲みか。
展望台からエゾシカ
ウトロ漁港、遠く右端は網走方面
プユニ岬「穴のある所」展望台からの夕陽は〃最高〃
知 床 峠  標高783m
峠が晴れていると国後島(北方領土) 面積 1500平方km 細長い島、島との距離は16km。 知床最高峰の羅臼岳、晴れた日にはオホ-ツク海に浮かぶ国後島が見える。

高山植物は花の期間は7月いっぱいと短い、本州だと3000mに咲く花が1000mで見る事ができる。登山者に人気なのが、羅臼岳〜硫黄山。
 知床グランドホテル 
《泉質、ナトリウム・カルシユム・食塩泉》
ヒグマ、全域には百〜2百頭が生息する。主食はドングリ実、フキ、ウド、秋にはサケ、マス。ヒグマの生息地は山林部に限られ、国有林 90%の地域が生息地になっている。 本道の全面積に占める生息地の割合52% 「明治末までは市街地周辺部まで出没していたのに対し、現在の生息地は狭くなり、分断傾向も見られる」 根釧原野、サロベツ原野で全滅が確認されたが、道内に 2500〜3000頭、生息するといわれる。
知床自然センタ−レストラン売店もある。

  羅臼(ラウシ)低地の意味。 一説には(ライウシ)熊鹿を葬る所。
☆ 羅臼町は日本列島の終着の町。
☆ ひかり苔の洞窟 松浦武四郎が知床探険の時この洞窟に一夜をすごしたと知床日誌に 記されている。
このひかりこけは、コケ自体光を発するのではなく、コケの細胞にある細胞液 (さいぼうえき)がレンズの役目をして、外からの光を反射する珍しい植物。 昭和38年12月北海道文化財に指定。
ひかり苔中に入られない様に
保護している。
奥下の小さい光っている緑がひかり苔
汐風公園、森繁久弥の銅像、知床旅情の歌碑もある。 ナラワラ、地盤が沈下し海水が入り立ち枯れて出来る。
野付・風蓮道立自然公園 昭和37年12月道立自然公園に指定
風蓮湖は汽水湖、湖畔は広大な湿原。 約300種類の野鳥が生息する。 春国岱は、湖と根室湾を隔てる砂洲、海鳥や動植物の宝庫。白鳥台・シベリヤで 繁殖し10月北海道に渡ってくる。 大部分が風蓮湖、尾岱沼、に集まります。白鳥が集まるのは好物のアマモが(水草)が生えている。
ここから原生花園を徒歩で自然観察です。約一時間
中心がトドワラエゾカンゾウ、ハマナス、フウロ、あやめが満開
エゾカンゾウ、センダイハギ、アヤメ
釧路湿原、細岡展望台釧路湿原国立公園   面積  29、000ヘクタ-ル
 (釧路市、釧路町、鶴居村、標茶町)4市町村にまたがる日本最大の湿原。 この湿原は1万年前海でしたが、5千年前頃から海岸線は後退し3千年前位から沼地になり、 沼地に生えたヨシ、スゲが枯れて何千年も積 もって泥炭になり、この湿原になった。釧路湿原は日本一の規模で、一部500ヘクタ-ルは、昭和41年天然記 念物に指定された。平地でありながら、ガンコ−ラン、エゾイソツツヂなどの高山植物が、植物学上 興味のある群落。 国内最大の湿原。特別天然記念物のタンチョウ・キタサンショウウオなどがいる。
「薬膳と温泉」山花温泉リフレ 三泊目、7月8日釧路ではじめて湧出した.「釧路山花温泉」泉質、ナトリウム・カルシユム・塩化物強塩泉42.7度効能、神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え性・健康増進
釧路湿原展望台に寄ったが霧で何も見えず。
釧路湿原展望台・西から望む。 ここからはアフリカを想わせる展望。丹頂鶴に残された最後の楽園。
道東三泊四日の旅は、天気は今一だったが寒からず暑からず良い旅行でした。
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